バルチック艦隊技術将校,ポリトゥスキーの日記

11月22日

ローランドは,まだマライヤを曳航している。マライヤから一切の積載物を他に転載した上で同船を帰してしまう方がはるかに得策である。このようにすれば妨げもなくなり,種々の配慮も減ることになる。
今日の朝飯のときに,提督はカムチャツカが列外に出て信号を掲げ,「自艦に著しい破損が生じ,操縦不能になった」との連絡があった旨の報告を受けた。しかし幸いにも,破損個所はそう大きくはならず,同艦はすでに隊列に復帰した。
もし私たちがウラジオに到着するまでの航海中に幾度,温度変化に遭遇するであろう。ロシア出航時には冷気の中であったが,次第に温暖になり,たちまちのうちに灼熱となって,また再び涼しくなり,その後また灼熱となった後は次第に涼しくなるだけで,ウラジオに到着するころにはすでに冬になっているはずである。

2005/11/22 in  | posted by gen

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