バルチック艦隊技術将校,ポリトゥスキーの日記

2月3日

昨日貿易商人を装った一人の日本間諜がスワロフに乗り込んだ。この間諜を捕まえようとする様子もない。郵便局ではロシア人がみななぜ書留郵便を出すのかを不思議がっていた。私は一人の士官と一緒に郵便局から売店に行った。一軒の店で非常に綺麗な絵ハガキを見て,これを買ったが大いに失敗した。みな同じ絵のハガキだったのである。
一匹の犬を連れて行って村の間を散歩した。その犬は軽症の日射病に罹ってしまったのだが,犬の頭を氷で冷やし身体を洗うなどをしたのですっかりよくなった。
私たちには例によって子どもたちが物珍しげについて来て,私が買った物を二人に持たせた。一人は洋傘を持った土地の子どもであった。5時に埠頭に着いた。私たちのためにカッターを遣わすことを忘れたのか,だいぶ待ったが,とうとう来なかったのでドンスコイの汽艇が私たちをスワロフに送ってくれた。午餐には遅刻した。絵ハガキにみな宛名を付して郵券を貼った。従卒はその様子を見て「まるで郵便局のようだ」と言った。

2006/02/03 in  | posted by gen

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