バルチック艦隊技術将校,ポリトゥスキーの日記

3月15日

運送船レギンは湾内に入った。まもなく投錨するだろう。私たちは明日にも抜錨して極東に出発するかもしれない。今後,私の手紙がしばらく中断してもけっして心配しないように。
海上穏やかに航海すれば,3週間でスンダ海峡に到達する。レギンは多少の郵便物を搭載してきた。郵便物の一部をなぜかポートサイドに遺してきたという。今回齎したのは2月9日後の手紙である。
「3月16日の正午12時までに蒸気力を準備すべし」との信号があった。すなわち郵便船の到着を待たずに出航するということである。あなたに書いた手紙を発送するために上陸することにしよう。

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夜9時,もう一度郵便を出すことができた。陸上の郵便局前に人々がたくさん集まっていて,ようやくのことで自分の手紙を投函できた。来る18日,すなわち我が艦隊の出航2日後に来着する郵便物については次のようにするとのことである。すなわち病院船アリョールがここに残ってその郵便物を受け取り,直ちに艦隊に追いつき,それを受信者に配達するという。私の想像によれば,私は2月25日および26日後のあなたの手紙を入手できると信じている。確たることはわからないが,私たちはノシベからサイゴンに向かうと思われる。その途中になおどこかに碇泊するだろう。今度は長くかつ困難な航海である。天候はどうだろうか。
室内は実に地獄の暑さのため,いるに耐えないので応接所で手紙を認めている。皆,そこここの椅子に腰掛けて手紙を書いている。明日は投函することができると思う。明日の出航は正午前ではないから,そのときまでに約40隻の全艦隊の船から郵便物を集めることになる。船舶に対する必要な私の仕事は期日内に終えることができた。

2006/03/15 in  | posted by gen

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