バルチック艦隊技術将校,ポリトゥスキーの日記

5月10日

あなたに手紙を書こうとしたのだが,クローズヌイベスウブレーチヌイが衝突したので急いで両艦を修理しなければならなくなった。我々はいま外洋に漂泊しており,駆逐艦は我々から30露里離れて湾内に停泊している。私はどうしても駆逐艦に出張なければならない。
午後4時,駆逐艦ブイストルイに移乗するためにずいぶん久しぶりでウェリボート(長艇)に乗った。私はブイストルイで艦隊の一部が碇泊しているダイオト港に赴く。
オレーグにも出張し,そしていまカムチャツカに乗っている。この手紙をドイツ石炭船に託すことができるかどうかはわからない。
艦隊に着く手紙は概してたいへん少ない。それでみな不平を言っているのだが私は満足している。ブイストルイで朝食を摂った。明日の早朝にスワロフに戻る。
将校自身が上着にアイロンなどをかけているは非常に奇妙に見える。私は駆逐艦でこのような光景に出会った。
ベスウブレーチヌイの作業はそんなにたいへんではなかった。クローズヌイは大損害を受けて陸岸に乗り上げたと聞いて私はおおいに驚いたが,そのようなことはなく幸いであった。
我々はまもなくウラジオに向かう。

2006/05/10 in ポリトゥスキーの日記 | posted by gen

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