バルチック艦隊技術将校,ポリトゥスキーの日記

5月12日

手紙の発送が非常に遅々たるために人々はみな激怒した。郵便物はスワロフから朝の4時に持っていったが,その郵便物は遅れるだろうと思う。もし我々が湾内に留まるのであれば私も手紙を差し立てることができる。
我々は早朝から外洋に出た。ウォロネージタンホーフはサイゴンに赴くことになると思われるが,いつ出航するかは誰も知らない。
何の汽船か,一度隠れようとした汽船が我が艦隊に近づいてきた。我が駆逐艦および哨艦の任務にある巡洋艦がその汽船を追っていき,その汽船は英国の国旗を掲げた。この船には臨検せずに単に尋問した。その結果,日本から南方に航行するもので苦力(清国の労働者)を搬送するのだということであったのでこれを開放した。
依然として外洋に漂泊している。ここから明晩あるいは明後日の朝に出航する。
(第三艦隊の)病院船はまったく艦隊に合流しないとのことである。いま我が艦隊の艦船が果たして何隻になっているかがわかるだろうか。実に52隻の多きに達したのである。もしサイゴンにある運送船の一部を加えればさらに多数になる。

2006/05/12 in ポリトゥスキーの日記 | posted by gen

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